「サードウェーブコーヒー」の先駆けとして一世を風靡したブルーボトルコーヒー。都会的で洗練された、おしゃれな若者のお店というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。私もその一人です。
「一度は飲んでみたいけれど、近くにお店がない」
「50代の自分が行くには、なんとなく近寄りがたい……」
地方の古民家で暮らし、ずっと気になりながらもどこか他人事のように思っていました。しかし、ブームが落ち着いた今だからこそ、自分のペースで上質なコーヒーを味わってみたい。そう思い、定番のコーヒー豆「スリー・アフリカズ」を公式オンラインストアからお取り寄せしてみました。
愛用している「HARIOの水出し珈琲ポット」で作った、すっきりフルーティーなアイスコーヒー。静かな時間を楽しみながらお湯を注ぐハンドドリップのホットコーヒー。同じ豆でありながら、淹れ方ひとつで驚くほど違う表情を見せてくれました。
この記事では、届いたパッケージの遊び心から、有名店だからこそ驚いたリアルな豆の状態、そして古民家の空間にぴったり合いそうな意外なお菓子とのペアリングまで、50代・地方在住の視点から本音でお話します。
お店に行けなくても、お家でゆっくり贅沢なコーヒータイムは作れます。ぜひ最後までお付き合いください。
ブルーボトルコーヒー「スリー・アフリカズ」が届いた
いつも深煎り豆の重みがあるアイスコーヒーを飲んでいて、この夏は、すっきりしたフレーバー感のあるアイスコーヒーも美味しいのではないか?と思い、いろいろ探してみました。
その中で気になっていたのが、ブルーボトルコーヒーの豆「スリー・アフリカズ」。望みを叶えてくれそうで、近くにお店がないのでオンラインで注文してみました。注文したのは200g入りです。
【公式】ブルーボトルコーヒー スリー・アフリカズ置いておくだけでおしゃれ。洗練されたパッケージデザイン
届いた商品は、白い袋の真ん中に、静かな主役のように美しい青色のブルーボトルが描かれていて、とても印象的でした。
今まで見たコーヒー豆のパッケージにはない、シンプルで独特な清潔感があり、ふと「かわいい」とつぶやいてしまいました。
何もない空間や、古い家のインテリアにも馴染み、このまま置いておくだけでも、そっと絵を飾っているようで素敵です。
開ける瞬間も楽しい。遊び心あふれる双葉のテープ
袋を開けて豆を出そうとシールをはがし、きっとはさみがいるだろうとそばに用意していたのですが、なんと開けやすいように細いテープが付いていることに気づきました。
そのテープの端っこが、「双葉をモチーフにしたような形」。ここでもまた「かわいい♪」と言ってしまいました。
もしかしてコーヒー豆が芽を出すときのイメージなのかな?と、勝手に想像してみたりして(笑)。
有名店ならではの細やかなこだわりと遊び心。コーヒーを飲む前から「すでに癒しの時間が始まっている」と感動しました。

届いた豆を見てびっくり。有名店の「リアルな豆の状態」
袋を開くと、ジューシーなフルーツっぽい香りが漂い、ここで大きく深呼吸をして穏やかな気持ちになりました。
袋から豆を出してみると、さらに香りが広がって、脳までしっかり行き渡ったようでした。
しかし、ここで驚いたことが!
意外なことに、豆の大小のバラつきやひび割れのように見えるものがあったのです……。
人気の有名店で、美味しさへのこだわりも評判。きれいに揃った豆が入っているのだろうと思っていたので、少し面食らってしまいました。

けれど、淹れてみると香りも味もしっかりしていて、まったく気になりませんでした。
公式では、スリー・アフリカズは「アフリカの3種類のコーヒー豆のブレンド」とのこと。3種類の豆が混ざっているので、この見た目も含めて、「リアルな豆の姿」なのかもしれません。
【水出し】HARIOのポットで淹れる、すっきりフルーティーなアイスコーヒー
今までは、定番の深煎り豆で、苦くて濃いアイスコーヒーを、氷を溶かしながらゆっくり飲むというスタイルでした。
そんな私が、深煎りとは違う、「豆本来の良質な酸味」を味わうアイスコーヒーに挑戦してみました。
古民家の静かな夜に仕込む水出しコーヒー
過去に「HARIO水出し珈琲ポット」を使ったアイスコーヒーの記事を書き、暑い夏に大活躍してくれました。
過去記事:【HARIO水出し珈琲ポット】お湯ドリップから水出しポットに変えた理由
そのポットで、今回の「スリー・アフリカズ」を淹れてみることにしました。
【公式】HARIO 水出し珈琲ポット夏の夜、夕飯の後片付けも終わり、落ち着いて静まった時間。豆を挽いてポットにセットし、冷蔵庫に入れて、翌朝のできあがりを楽しみにしました。
抹茶のような渋みを感じる上品な味わい
出来上がったアイスコーヒーは、少し透明感のある茶色でした。今までのアイスコーヒーは黒に近い焦げ茶色でしたが、これは紅茶のような色です。
「もしかして味が薄い?」と様子をうかがいながら、グラスに氷を入れて一口飲んでみると、キュッとした渋みのような酸味が際立ち、そのあと爽やかな香りを感じました。
酸味と言っても、古くなって劣化したコーヒー豆の酸味ではなく、豆の特徴だと分かりました。
味としては、紅茶というより抹茶のような印象。とてもスッキリ美味しくて、「別物のアイスコーヒー」だと思いました。

酸味が苦手だった私が、なぜかハマった理由
酸味のあるコーヒーは少し苦手だったのですが、なぜかその酸味、というより渋みにハマってしまい、ゴクゴクと飲めました。
よく冷えた緑茶やアイスグリーンティーのような上品さを感じて、アイスコーヒーのイメージがどんどん変わっていきました。
コーヒーなのに、コーヒーでもないような優しい味わい。水出しで作ったから、というのもあるかもしれません。今どきのさっぱりしたコーヒーです。
苦手だった味の正体は、時間が経った豆だった?
以前から「このコーヒーの酸味は苦手だな」と感じることがあって、豆の種類なのかな……と思っていました。
ですが、時間が経ったコーヒー豆は酸化して酸味が出る、と知りました。そういう豆を使ったコーヒーに出会ったときに、「変な酸味・苦手な酸味」だと感じていたようです。
そして今回の「スリー・アフリカズ」では、「酸味が美味しい」としみじみ思いました。まさに「美味しい酸味」だったのです。
フレッシュで頭が透き通るような味わいは、質の良い豆を使っていることが伝わってきます。
アイスコーヒーに合わせるなら「干菓子・落雁・生菓子」
この「スリー・アフリカズ」のアイスコーヒーに合いそうな食べものは……?と考えて思いついたのが、和菓子でした。
なかでも、干菓子・落雁・生菓子との相性が良さそうな印象です。
しっかりした酸味からくる渋みが抹茶に似ているので、甘みの強い和菓子が合いそうです。
暑い盛りに、よく冷えたこのアイスコーヒーと、口の中でスーッと溶けていく落雁。高級感もあって、引き立て合いそうな組み合わせです。
古民家という「和の空間」にもぴったりで、新しい気づきでした。(選んだお菓子は、私の個人的なイメージです。)
【ハンドドリップ】華やぐ香りとやわらかな酸味のホットコーヒー
夏ではありましたが、ホットコーヒーにすると、どんな味になるのだろう?酸味はどう感じるのだろう?と、豆を挽いてハンドドリップで淹れてみました。
耐熱グラスに注ぐと、湯気に乗ったフルーティーな香りが、アロマオイルのようにふわっと広がり、まわりまで華やぐようでした。飲んでみると酸味が少し柔らかくなる印象で、ゆっくりさりげなく楽しみたいという気持ちになります。

ホットコーヒーに合わせるなら「香ばしい焼き菓子」
ホットコーヒーに合いそうなのは、焼き菓子でした。さらにこだわるなら、マドレーヌ、フィナンシェ、カヌレのような、外は香ばしく中はしっとりした焼き菓子です。
合わせると、ジワジワ広がる甘みと、ホットコーヒーの緩やかな酸味が絶妙にマッチするような気がします。
チョコやクリームなどの濃厚系よりも、甘さが残りにくい焼き菓子に合うコーヒー豆かな、と思いました。(これ以外にも、相性良く楽しめる味があると思います。)
心地良い季節の青い空の下、家から出て、そよ風に吹かれながらひと休み……いいですよね。
アイス用・ホット用に分けなくていい。1つの豆で2度美味しい
「アイス用」「ホット用」とコーヒー豆を分けて買っていましたが、この豆はどちらで淹れてもそれぞれの良さがあって、主役になるのだと分かりました。同じコーヒー豆でも、こんなに個性が違ってくるのだと驚いています。

特にアイスコーヒーは「深く濃いコーヒーを楽しむもの」と思っていたので、「濃さ」ではなく「酸味」として味わうという発想はありませんでした。自分にとって新しい発見です。
日本茶でも、同じ茶葉を温めて飲んだり、冷たくして飲んだりしますよね。それと似たような感覚なのかもしれません。
まとめ
定番のどっしりした濃いコーヒーを味わってもいいですし、スッキリした酸味のあるコーヒーを味わってもいいと思います。今回、新しいコーヒー豆でいろいろな気づきがあり、楽しみ方がまたひとつ増えました。
自宅にいながら、HARIOのポットとハンドドリップで、1つの豆からアイスコーヒーとホットコーヒーを味わえ、ブルーボトルコーヒーの魅力をしっかり満喫できました。
近くにお店がなくても、年齢にこだわることなく、これから自分の空間で極上を味わえる贅沢な時間を過ごしていきたいです。
【公式】ブルーボトルコーヒー スリー・アフリカズ※価格や在庫は変わることがあります。最新の情報は、各ストアでご確認ください。

